不定期連載、本日のビール。
第4回は英国のペール・エールBass(バス)です。
ペール・エールとは
"ペール"というのが色が淡い、白っぽいという意味なので、
"ペール・エール"とは、色が淡いエールのことです。
ちなみに色の濃いビールは"アンバー・エール"、"ダーク・エール"と呼ばれています。
上の写真はポーター(アンバー)とギネスのスタウト(ダーク)。
どちらも黒ビール?って感じですが、くらべてみると左のほうが若干透明感があって薄いのがわかります。
日本のビールからするとペールエールも濃いよなと思いますが、昔のビールは色の濃いのが普通だったので、それとくらべれば"ペール"なのかな・・・とも思います。
そもそも"エール"とは
まだまだビールビギナーなのでそのへんのこともいまいちわかっておらず、今回勉強してみました。
"エールビール"とはエール酵母で発酵させたビールのこと。
一方、多くの日本人に馴染み深いのは、ラガー酵母で発酵させたラガービールかと思います。(日本の大手メーカーはほぼラガー)
それぞれの酵母では発酵の温度や期間が異なっており、できるビールの味わいも異なります。
飲んだ時のおおまかな特徴としては、
エール:フルーティな香りとコク
ラガー:すっきりドライ
確かに日本のビールは"すっきり"、"ドライ"、"キレのある味"と表現されることが多いですよね。
一方ペール・エールやIPA(インディアン・ペールエール)は華やかな香りがして、味もしっかりしている感じがします。
以前、IPAについて紹介した記事はこちら↓
Bass社について
1777年にイギリスで設立されたThe Bass Breweryにより造られたエールです。
まさに産業革命の真っ只中。
そんな時代にできたということもあり、Bassのラベルの赤い三角マークはイギリスの商標登録第1号なんだとか!
歴史の1ページに刻まれてる〜
会社は買収されてしまいましたが、かつてはイギリス最大のビール会社だったそうです。
Bassのお味は?
ひとことで表すと
お上品
に尽きると思います。
香りはほんのり甘やかで控えめ。
途中少しダージリンティーみたいな感じもします。
味は少し苦味もありつつ、全体的にはまろやかで、よく磨かれたお水を飲んでるような感じがします。
けど水っぽいわけではなく、ちゃんと旨味があります。
炭酸もやさしくシュワ〜っとする感じで、ビリビリ強いかんじではないです。
けど気が抜けているわけではなく、終始穏やかにシュワシュワしてます。
この洗練された感じと落ち着き具合、
英国王室とか貴族といった
ブルジョアジー向けビール
っていう感じがします。
これを飲んだ後に"ポーター"を飲むとなおさらです。
どちらもそれぞれ好きなんですが・・・なんとなくそういう気分になります。
というわけで、Bassのburame的評価は星5です!
気になった方はぜひぜひおためしくださいませ。
それではまた〜
burame
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