アメリカ生活

レストランでのカスタマイズへの敷居の低さに驚く

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どうもごぶさたしてます。

気がつけば前回の更新から1週間以上経過しておりました・・・

 

さて、今回はここ数ヶ月飲食店で働いて感じたカルチャーショックのお話です。

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私はランチタイムのレストランで接客をしているんですが、

そこで日本と違うなと感じたのは、お客さん達の

メニューのカスタマイズへの敷居の低さ

です。

ちなみにここで言う”カスタマイズ”というのは、

ラーメン屋さんにあるような”煮卵追加 1個100円”といった追加オプションの類ではなく、追加オプションメニューにも載っていない(価格の決まっていない)カスタマイズのことです。

 

日本人の感覚とは違うと感じた事

私自身の感覚や、私がこれまで一緒に食事をしてきた日本人の場合、

レストランに行ってメニューを見た際、その内容に対して

この具がこれじゃなくてあれだったらいいのにな〜

と思うことはあっても、

それを本当に自分の好みのものに変えようとしたことはありませんし、実際にやってる知人を見たこともありません。

 

やろうと思えばできるかもしれませんが、その店が内容・価格を検討した上で提供することを決めたものがメニューに載っているわけなので、基本的にその中からしか選べないという前提でいます。

なので私の中の普通の感覚でいくと、小さな店の常連客でもない限り、メニューへのカスタマイズと言えば、せいぜい苦手なものやアレルギーのある食材を抜くことをお願いするくらいだと思っていました。

 

私のバイト先の場合 

ですが私の働いている店の場合、

このランチセットの〇〇を△△に変えてほしい

とか

メニューにはないけど、これと同じ材料で〇〇注文できる?

といったレベルの変更オーダーはしょっちゅうで、

さらに猛者になると、

カリフォルニアロールの内側のアボカドを抜いて代わりにエビ天入れて上にはサーモンじゃなくてマグロを乗せてソースはうんぬんかんぬん・・・

 

もうそれカリフォルニアロールじゃないから・・・

 

このオーダーの際は、さすがに先輩から”今回だけの特別対応ですってお客さんに言っといてね”と釘を刺されましたが、ここまでのレベルでなければ大抵の変更オーダーは受け付けています。(料金据え置きになるケース・追加料金をもらうケースどちらもあります)

 

ランチタイムの目が回りそうな戦場の中、こういったイレギュラーなケースに遭遇すると、まだまだ新米な上に英語もおぼつかないわたくし、イヤな顔はしないようかなり気をつけていますが、内心

 

空気読め(^ω^)

 

と思っています・・・(↑懐かしい顔文字)

 

自分の中の常識とは違う考え方

上記のような出来事を、 

日本だったらありえない

外国人、自己主張強すぎてめんどくさい

てか店もお客の言うこと聞きすぎ

というスタンスで旦那Kに話したところ、

 

だけどそういうお願いを聞いてこそ、

お客もチップを多く渡そうと思うんじゃない?

チップが多くなればウェイターも嬉しいし、

わがままを聞いてもらえばお客さんも満足できるし、

店の評価も上がるでしょ?

それがこちらでは“普通”なんじゃない?

 

とのこと。 

うぐぐ・・・

なるほどね。

 

バイト始めて1ヶ月くらいはトレーニング中ということでまだチップも貰っておらず、仕事にも慣れていなかったので、その頃の私にとってのイレギュラー対応は

百害あって一利なし 

だったんですが、

チップももらう身になり、仕事の上でも多少余裕が出てきた今となっては、

お客さんの多少のワガママを聞いてチップが多くもらえ、店の常連にもなってもらえるのであれば、それは3者にとってWin-Win-Winなのかなとも思えるようになりました。

まあ本当にチップに乗せてくれるかはそのお客さんの良心次第ですが・・・

 

チップを払う分、ワガママを言いやすい文化と

チップを払わない分、マニュアル外のことは頼みづらい文化。

 

日本育ちの身としては日本のマニュアル対応で十分だし気が楽ですが、

お店の人ともう一歩踏み込んだ関係を築きやすいこちらの文化も人間味があっていいなとも思います。

どちらも一長一短ですね。

 

そんなバイト先でのカルチャーショック体験でした。

それではまた!

burame