アイラのお話・第6話。もう6回もやってるんですね。前回のお話はこちらから↓
- 夜明けの散歩
- 3日目はアイラのビッグ3へ
- 絶賛拡張中! アードベッグ蒸留所 - Ardbeg
- シングルモルトの巨人 ラガヴーリン蒸留所 - Lagavulin
- 苦い思い出が残った ラフロイグ蒸留所 - Laphroaig
- おわりに
夜明けの散歩
ヨーロッパ旅行がスタートしてこの時点で10日経っていたんですが、相変わらず時差ボケ気味だったわれわれ夫婦。
この日も早起きしてしまったので、夜明けのアイラを散歩してみました。
前日の夕日に負けず劣らずいい景色・・・
坂を登ったところに教会があったので、とりあえず目指してみました。
教会の先には牧場が。日の出は雲に隠れて見えませんでした。
街をブラブラしていると、ペイントのかわいい建物がちらほら見受けられます。
アイラの人々は閑散期にはペンキ塗りにせいを出す、という話が村上春樹の本にあったのを思い出しました。
アイラを訪れる日本人のほとんどは、この本を読んだことがあるんじゃなかろうかと思ってます。
あっという間に夜が明けました。この日も快晴のスタートです。
3日目はアイラのビッグ3へ
さて、3日目はアイラ島南東に並ぶアードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグを訪れました。
この3つの蒸留所はアイラのビッグ3と呼ばれ、いずれもピート香の強さが特徴的です。
ピートに遭遇
ところでこのアイラ旅の話でたまに出てくるピート(泥炭)ですが、この日の移動中、実際にピートが採掘されてる場所に遭遇しました。
ツアーの車内は、
おお〜!ここでピートが採掘されてるのか!
と大盛り上がり。
知らない人からすれば何でもないこの黒い地層を参加者みんなが撮影してました。
同じものが好きな人どうしの旅ならではですね。
ちなみにピートについて超簡単にご説明すると、
ピートとは植物が1万年以上かけて堆積し炭化したものです。
ウイスキー造りにおいて、麦芽を乾燥させる際にピートを焚くと、ピートの香りが移ったウイスキーができます。
アイラ島は島の1/4がピートに覆われているそうで、このピートこそがアイラウイスキーを個性を形作っています。
絶賛拡張中! アードベッグ蒸留所 - Ardbeg
それではアードベッグ蒸留所の様子をご紹介です。
アードベッグでは見学&テイスティングツアーに参加。
ひと通り製造工程を見学した後、現在工事中の新しい建物を見せてくれました。
かつては倒産の危機もあったそうなのですが、なんとか立て直し現在では需要に対して生産が追いついていないくらいの状況だそうです。
そのため工場を拡張して増産体制を整えているとのこと。勢いがあっていいですね。
見学後のテイスティングでは4種類を試飲。中でも23年は格別でした!
飲んだら長生きできそうな気がしました。
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シングルモルトの巨人 ラガヴーリン蒸留所 - Lagavulin
お次はシングルモルトの巨人と呼ばれるラガヴーリンです。
旦那Kはラガヴーリンが推しウイスキーなので、ここに来るのを一番楽しみにしていました。
一般的にも一番人気なのか、今回まわった蒸留所の中でも最も多くの観光客で賑わっていました。
こちらでは製造施設の見学はなかったのですが、樽を保管する蔵に通され、来客みんなで円になってテイスティングをしました。しかも樽から汲みたて!
飲んだのは16年、7年、9年、21年、22年でした。
それぞれに良さがありましたが、特に22年は丸みがあって滑らかでおいしかったです。
テイスティング後はオリジナルグッズもゲット。
ほくほくで蒸留所を後にしました。
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苦い思い出が残った ラフロイグ蒸留所 - Laphroaig
そしてラガヴーリンを出発し、最後のラフロイグへ向かう途中、
この旅最大の悲劇が起こりました・・・
さっきまで元気だった旦那Kが、飲みすぎによりピーーー(自主規制)。
隣に座ってた私も巻き添えをくらい、ラフロイグの見学は断念せざるを得ませんでした・・・
ばかやろーーー!(心の声)
というわけでラフロイグは入り口の写真のみです。
もうこれはまたアイラに来るしかないですね・・・
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おわりに
最後はかなり残念な結末となってしまいました・・・
私もがっくりでしたが、本人が一番ショックだったことでしょう。
お酒は節度を持って楽しみたいものです。
つづく